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島が好き

2020年6月21日の日食報告と、次に日本で見られる日食

2020年6月21日、日本全国で部分日食が見られました。特に南西諸島では太陽面積の9割前後が隠される深い部分日食、お隣の台湾では非常にリングの細い金環日食となり、注目していた人も多かったと思います。

「離島ファン」かつ天文ファンである私も、当日は沖縄の某離島で三日月のような細い太陽を視界におさめる…はずでした。しかし。

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2020年6月21日の日食観察報告

日食遠征中止の決断

2020年、全世界を覆ったコロナ禍。沖縄県でも不要不急の県外渡航について自粛を呼びかけていました。日食当日の2020年6月21日は渡航が全面解除されて間もない頃で、行こうと思えば行ける状況ではありました。

しかし島の知人に連絡を取って実際に現地の話を聞き、断念した方がいいと(個人的に)判断。何年も前から楽しみにしていた日食遠征は幻となりました。

地元で見ようとしても…

曇天にネット中継の太陽をかざす

せめて地元で見ようと思って空を見上げれば…くもり。雲の向こうにある太陽を想像しながら、ネット中継で日食の一部始終を観察しました。便利な時代です。
…でもやっぱり好きな離島で大きく欠けた太陽を見たかったなあ。

日本で見られる次の日食

2020年6月21日の次に日本で見られる日食2023年4月20日本州・四国・九州の太平洋側の一部、鹿児島・沖縄の南西諸島、伊豆諸島、小笠原諸島部分日食が観察できます。

日食各地予報(国立天文台)

一般的に立ち入れる場所で最も大きく欠けるのは小笠原諸島の母島。最大で太陽面積の17%ほどが欠けます。

もう少し行きやすい場所を選ぶなら沖縄です。沖縄本島も先島諸島も欠ける割合にほとんど差はなく、だいたい太陽面積の7%程度。南北大東島が少し深くて11%ほど。いずれにせよ、太陽の端っこがほんのちょっと欠ける程度です。

本州であれば房総半島南部や伊豆半島、紀伊半島南部が日食の見られる範囲に入りますが、欠け方はごく僅かです。

今後日本で見られる注目すべき日食

まだまだ先の話になりますが、今後日本で見られる「大きな」日食について簡単に触れておきます。

2030年6月1日 北海道で金環日食

2030年6月1日、北海道の大部分で金環日食が見られる

2030年6月1日、北海道のほとんどの地域金環日食が観察できます。時刻は夕方。たとえば札幌での中心食(太陽がリング状に見える状態)は16時54分〜16時59分頃となります。

北海道の有人島で言えば、天売島・焼尻島は全域、利尻島はギリギリ全域、礼文島は南半分で金環日食が見られます。奥尻島は中心食帯からわずかに外れるので、ギリギリリング状にならない部分日食となります。

6月の北海道は爽やかで快適な時期です。天文ファンをはじめ、多くの旅人が北の大地を訪れることになると思います。

2035年9月2日 北陸〜北関東で皆既日食

2035年9月2日、北陸から北関東のエリア皆既日食が観察できます。食の最大は午前10時頃。中心食帯は日本有数の山岳地帯を通っているので、「山の上から皆既日食を見る」ツアーが企画されそうですね。

東京ではギリギリ部分日食ですが、それでも最大で太陽面積の99.5%が欠けます。2012年5月21日の金環日食より、明らかに空が暗くなるのが分かるでしょう。

日食観察に絶対に必要なもの

太陽は直視すると目を傷めます。太陽の観察には専用の日食グラス(日食メガネ)が必須です。新たに購入する場合は、安全面の信頼性が高いものを選びましょう。

Vixen(ビクセン)の日食グラス

私のオススメはVixen(ビクセン)の日食グラス。信頼性もさることながら、安価な日食グラスと違って太陽面が非常にきれいに見えます。日食観察だけでなく、太陽に肉眼黒点が出現したときもVixenの日食グラスが活躍します。

デザインもいろいろ。お好みのものを探してみてください。

オススメ日食グラス

日食データ:国立天文台